岐阜県多治見市のMimir(ミミル)様と共同で、桑名市教育委員会が主催する3Dモデル作成プロジェクトに参加いたしました。このプロジェクトでは、桑名市博物館の収蔵品を3Dデジタル化することで、地域の歴史や文化をより身近に感じられる教育資料を作成することを目的としています。
昨年12月26日・27日には、松平定信の写本「細川源氏物語」や刀匠・村正の刀剣など、計9点の収蔵品を撮影しました。リング型フラッシュ装置を装着した特殊カメラで、各収蔵品を多角的に撮影し、その写真をもとにコンピューター上で3Dモデル化を進めています。
完成した3Dモデルは、桑名市の小学校で活用されるタブレット端末に導入される予定で、児童たちはモデルを自由に操作しながら学ぶことができるとのことです。また、国重要文化財の邸宅「六華苑」や寺町通り商店街の3Dモデルも公開予定で、さらには浄水場のモデル化も計画されています。
地域の文化財保存と次世代教育の一助となるよう、引き続き精密技術を活かした取り組みに努めてまいります。
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